LIFE

こちら、ななかまど編集部


Vol.04 いきなり道北トマトジュースサミット



注いだだけで濃度の高さが分かる

 

「トマトの旬は2月」を確かめる
真冬のトマトジュースサミット

「トマトジュースの旬は2月」。
鷹栖の直売所「稲華屋(いなかや)」さんのご主人からそんな話を聞いたのは、10年前のやはり2月だった。収穫したてのトマトで作ったジュースにはトマト独特の青臭さがある。加工してから半年を超える2月ごろには青臭さが抜け、まろやかな味わいに変わるのだという。
ということで今回の「いきなり道北サミット」のテーマ食材はトマトジュースに決定。

そこで素材選びだが、ここ最近どれを選べばいいのか迷うほど、とてもおいしいトマトジュースが増えた。
悩んだ結果、個性が出やすいようにトマトの品種違いをチョイスすることにした。
1本目は最近増えてきたミニトマトを使った「坂井ファーム」さんの「週末のペーパン・ミニトマトのジュース」。
2本目は「稲華屋」さんの、大玉トマトを使った「いなかやさんのトマトジュース」。
そして3本目はシシリアンルージュを使った「当麻グリーンライフ」さんの「シシリアンルージュ」に決定した。

 

野菜ジュースを超越した
感動的な甘さと酸味

3本のトマトジュースを手に入れ、ななかまど編集スタッフがそろう「いきなり道北サミット」の会場へ持参した。
1本目の「週末のペーパン・ミニトマトのジュース」をコップに注ぐと「きれいな色」と編集長から声が上がる。そして試飲。「うわっ、甘〜い」。「なにこれスンゲー甘い」。「甘!!」。みんなちょっと、「甘い」しか言ってないんですけど。

2本目の「いなかやさんのトマトジュース」は濃厚で、トロリとした口当たり。「全然味が違うね〜」。そうそう、そうなのだ。その違いを実感してほしくてこのチョイスにしたのだ。

3本目の「シシリアンルージュ」においては濃厚すぎて、瓶をひっくり返してもジュースが出てこない。「これはトマトケチャップに近いんじゃない」と声が上がる。3種それぞれ味や口当たりの違いを味わい、近年のトマトジュースのレベルの高さを実感したのだった。

 

おいしいジュースを作る農家は
おいしい野菜も作っている

野菜からの栄養素が不足しやすい冬だからこそ、濃厚なトマトジュースはビタミンやミネラル摂取に役立つはずだ。
そんな栄養満点のジュースを作るそれぞれの農家さんは、夏季シーズン採れたての新鮮な野菜も販売している。ぜひ今年の夏はそれぞれの直売所に足を運び、収穫したての新鮮な野菜を購入し旬のおいしさを堪能してほしい。〈文 ミニぐるめ君〉

 

 


 

 

ご協力いただいた3軒のトマトジュース生産者さん

 

旭川市
坂井ファーム
週末のペーパン ミニトマトのジュース

最近、ミニトマトで作ったトマトジュースが増えてきた。大玉トマトのジュースよりもフルーツに近い澄み渡る甘さがあるのが特徴だ。「週末のペーパン ミニトマトのジュース」もそのひとつ。もともと生食用のミニトマトを栽培していたが、その魅力的なおいしさを形に残したいと思い、ジュースにすることを決めた。よってミニトマトそのものの風味を味わってほしいと、あまり煮詰めずサラリとした口当たりもこだわりのひとつだ。

 

●トマトジュースを飲んだ感想●

ハマ/香りも味も甘い。フルーツ!!砂糖?砂糖なの?なのにさらさら。
ウゴ/ジュースとして完成してる。
さなとも/トマトの臭みがない。トマトは苦手だけどこれは一番飲みやすい。
あつを/甘〜い!(芸人っぽく)
カトウ/甘い!さらっとスッキリ。

 

坂井ファーム

稲作を中心にした農家で、ジュース作りにかかわっているのが三代目農場長の坂井恵一さん(37歳)と、寿香さん(35歳)ご夫婦。栽培はご主人で、ネーミングやパッケージデザインはグラフィックデザイナーでもある寿香さんが担当している。

旭川市東旭川町豊田11-46
TEL.090-7510-8361
●時間/9:00〜17:00
●定休日/日曜日
※直売所がないので事前電話必須。通年対応
https://www.facebook.com/weekendsinpepan/

 

 


 

鷹栖町
稲華屋(いなかや)
いなかやさんのトマトジュース(糖度8度)


雨があまり降らない南米アンデス山脈の高原地帯を原産地とするトマトは、水を最小限に抑えると甘さが凝縮する性質がある。「稲華屋」はその性質を利用して水やりを極限まで抑えている。そのため収穫した完熟トマトは目が覚めるほど甘く濃厚な風味がある。それを煮詰めてジュースにするのだからおいしくない訳がない。「トマトジュースの旬は2月」とはうまく言ったものだ。冬期間の直売所では越冬野菜も販売している。

 

●トマトジュースを飲んだ感想●

富樫/トマトなのにケチャップでもなく、ソースみたいなコッテリ感。
かな/甘味と酸味のバランスが一番好き。飲んだ!って感じの飲み応えあり。
中里/甘味と酸味のバランスがいい。
一本松/トマトの野性味を感じる味。
カトウ/果肉を感じるので野菜らしい。

 

稲華屋(いなかや)

トマトジュース以外にも、みそや三升漬けなども加工販売している。冬期間は越冬野菜を販売しているが、夏期は採れたて野菜を提供するため直売所に野菜は並ばず、来店に合わせて収穫するこだわり。「おいしい」にまっすぐな直売所だ。

上川郡鷹栖町11線7号
TEL(0166)87-2951
●時間/8:00〜17:30
●開園期間/通年
●定休日/日曜日
http://www16.plala.or.jp/inakaya-farm/

 

 


 

当麻町
当麻グリーンライフ
マウロの地中海トマト シシリアンルージュ

農薬や化成肥料を使わず、農作物の有機栽培に取り組む「当麻グリーンライフ」が育てたイタリア地中海発祥の品種「シシリアンルージュ」を搾ったトマトジュース。初めて飲んだとき、体に稲妻が走った。どの生産者も甘いトマトを育て、果てしなく甘いトマトジュースを作る競争が激化していた中で、このジュースは甘さはもちろん鮮烈な酸味を含んでいたのだ。トマト本来の風味を大切にしている気がした。何より有機栽培はうれしい限り。

 

●牛乳を飲んでみた感想●

ハマ/濃厚で酸味が一番ある。
blue/トマトピューレに近い。ぜいたくなトマトジュース。パスタに使いたい。
タナカ/酸味が利いてて濃い。
富樫/「飲む」より「食」。おやつになる。
中里/トロッとしててうま味を強く感じた。料理に使ってみたい。

 

当麻グリーンライフ

世代を超え、継続、継承できうる有機農業をテーマに、安全、安心はもとより、環境保全や人間らしさを取り戻す農業を目指す「当麻グリーンライフ」。加工品へのこだわりも深く、以前旭川と深川で営業していた「ブランシュ・ネージュ」のオーナーシェフ・ムッシュ瀬川とコラボレートした新商品も数多く発表している。

上川郡当麻町4条東3丁目6番1号 JR当麻駅舎内
TEL(0166)84-2044
●時間/8:30〜17:30
●開園期間/通年
●定休日/日曜日、祝日
http://tohmagreenlife.co.jp/

 


トマトジュースで
「トマト鍋」を作ろう

材料(約4人前)
○トマトジュース 400ml
○水 600ml
○鶏もも肉 約200g
○玉ネギ 1個
○ブナシメジ 1パック
○ホウレンソウ 約130g
○ニンニク 2片
○キャベツ 適量
○塩、コショウ、コンソメのもと 適宜
※具はお好みで。ウインナーや油揚げなどを入れてもおいしいですよ。
★ご飯、チーズ 適量

 

作り方
①玉ネギやニンニクはスライスし、他の食材は食べやすいサイズに切ります。
※ホウレンソウはさっと下ゆでします(生食用は不要)。
②鍋に水とスライスした玉ネギとニンニクを入れ、火にかけます。玉ネギに火が通ったらトマトジュースを入れ、塩、コショウ、コンソメのもとで味を調えます。
※トマトジュースの有塩・無塩によって塩加減を調整してください。食材からもだしが出るので、控えめな味付けにしてください。
③残りの食材を入れ、火が通ったら完成です。
★最後はご飯とチーズを入れて、リゾット風雑炊で〆!
※スープが煮詰まっていたら、水やトマトジュースで水分量を調整してください。

 

 

 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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