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農の知恵袋「菊芋」


「あさひかわ菊芋健築会」が
生産、加工、普及に尽力
天然のインスリンと呼ばれる「菊芋」

根の部分が食用になる、キク科の多年草菊芋。生で食べると長芋のようなシャキシャキとした食感で、香りはほとんど感じない。初夏の菊芋(右)。秋に育った根の部分を収穫する。

 

菊芋の栽培と普及に取り組む
「あさひかわ菊芋健築会」。

 

菊芋の栽培と加工に携わる「あさひかわ菊芋健築会」メンバー。中央が代表の横田さん。

 

「菊芋(きくいも)を広めてゆく協力をして欲しい」。ネパールカレーの専門店「ネパールキッチンヒマール」で店主の秋田雅憲さんと、菊芋を栽培している横田象二郎さんからそんな相談を受けたのは今から2年前のことだった。菊芋という名前は全く聞いたことがない。カバンの中から取り出した菊芋は植物の根の部分らしく、ゴツゴツとした生姜のような形をしている。イヌリンという食物繊維を多く含んでいるため「天然のインスリン」とも言われ、最近注目を集めている野菜だという。

 

 

 

 

横田さんは今から3年前、菊芋に興味を持ち、親しい仲間と「あさひかわ菊芋健築会」を立ち上げ、九州から種イモを取り寄せ試験的に栽培を始めた。その年の秋に菊芋が収穫できたが、菊芋を広く知ってもらうために苦労している最中に、筆者がフードライターであることを知り相談してくれたのだ。

 

クセがなく食べやすい菊芋で
「菊芋カレー」を開発。

 

菊芋は個性的な見た目に反して味にクセがなくとても食べやすい。調理法は簡単で、皮をむき食べやすいサイズにカットしたら、みそ汁や野菜炒め、カレー、豚汁などいつもの料理に加えるだけだ。知り合いにも広く試食してもらったが「食べやすい」と好評だった。

これならいける。そんな手応えを感じたころ、「あさひかわ菊芋健築会」のメンバーの一人である「ネパールキッチンヒマール」の店主秋田さんが新メニュー“菊芋カレー”(ナン、サフランライス、サラダ、スープ、菊芋茶付1,080円)を開発した。

本誌の連載コラム「旭川ミニぐるめ情報」でも紹介させて頂いたが、たくさんの方に興味を持っていただけたようだ。

 

菊芋を身近なものにしてくれる
加工品も好評。

 

「あさひかわ菊芋健築会」は手軽に菊芋を利用してもらうためにスライスし乾燥させた“菊芋チップス”(50g・540円)や、“菊芋茶”(5パック入・540円)も開発している。今年テレビ等で紹介されたこともあり、加工品は現在完売しているが、生食用は畑の土の中に若干在庫が残っているので、興味のある方は「ネパールキッチンヒマール」に是非問い合わせて欲しい。

 

「ななかまど」では健康的な食の生産に関わる人々のサポートを、今後も積極的に取り組んでいきたいと思う。

(取材/ミニぐるめ君)

 

 

あさひかわ菊芋健築会事務局
ネパールキッチンヒマール

旭川市南5条通22丁目(ホクト電子隣)

TEL 0166-33-3811

【時間】11:00〜14:30・17:30〜21:00

【定休日】不定休●40席(子供用いす有)●P有

 

 

※掲載情報は、取材当時のものです。閲覧時点で情報が異なる場合がありますので、予めご了承ください。


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